貝類の産地を判別する新しい手法を開発

共同プレスリリース
飯塚 毅(地球惑星科学専攻 准教授)

概要

食品の産地偽装は消費者と生産者の権利を著しく損なう違法行為ですが、国内外でしばしば露見されています。本研究は、これまで困難だった貝類の産地判別方法を開発し、産地偽装に対抗する抑止力を社会に提供することを目的として行われました。

東京大学大気海洋研究所の田中健太郎特任研究員を中心とした研究グループは、地質学的な特徴を反映するネオジムの同位体比に着目し、貝殻のネオジム同位体比を産地判別の指標として利用できるか、アサリを対象として検証しました。具体的には、日本と中国で採集されたアサリ貝殻のネオジム同位体比を分析し、貝殻のネオジム同位体比は産地ごとに特有の値を持ち、産地判別の指標として利用できることを明らかにしました。

今回開発された手法により、貝類の産地がより正確に判別できるようになりました。また、応用として魚介類全般の産地判別への利用が期待されます。

貝類の産地を判別する新しい手法を開発
図:日本と中国から採取したアサリのネオジム同位体比(εNd)の地理的分布。地図上の色は地質図を、三角形プロットの色はネオジム同位体比(εNd)を表す。

詳細については、以下をご参照ください。

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