山形 俊男 名誉教授がインド気象学会名誉フェローに選出
山形俊男名誉教授がインド気象学会から名誉フェローを授与されました。この名誉フェローは、世界中の研究者の中から気象学や気候科学へ多大な貢献のあった研究者に対して贈られるものです。
山形名誉教授は太平洋熱帯域のエルニーニョ現象が大気海洋相互作用のもとで発展するメカニズムを解明するとともに、同様のメカニズムを持つインド洋固有の気候変動であるダイポールモード現象の発見、熱帯太平洋でのエルニーニョ現象と似て非なるエルニーニョもどき現象の発見など、インドのモンスーンや地球規模の気候変動に強く関連する気象・気候変動機構の解明を進め、熱帯気候変動研究分野で世界を牽引されてきました。さらに、最先端の気候予測モデルや海洋沿岸域予測モデルの開発を行い、それらの結果を用いて穀物収量変動予測や災害の早期予測などの応用予測研究も世界各地で展開されてきました。また、これらの研究を行うにあたり、インドからの若手研究者を継続して積極的に受け入れて多くの共同研究を進め、インドの研究コミュニティーの発展にも尽力されてこられました。
この名誉フェローは、これらの多岐にわたる気候変動とその社会応用に関する研究活動に対して授与されたものです。山形名誉教授はこれまでに、日本気象学会賞、日本海洋学会賞、米国気象学会 スヴェルドラップ金メダル、紫綬褒章、国際海洋物理科学協会 Prince AlbertⅠMedal、瑞宝中綬章、藤原賞など多くの賞を受賞されるとともに、さまざまな学協会のフェローにもなられています。
この度の名誉フェロー選出を心よりお祝い申し上げますとともに、益々のご発展を祈念いたします。
(文責:地球惑星科学専攻 升本 順夫 教授)






