2024年5月に日本に現れたオーロラの色の謎を解明 ~日本全国から寄せられた写真を解析~

プレスリリース
中村 勇貴(地球惑星科学専攻 特任研究員)

発表概要

国立極地研究所の片岡龍峰准教授を中心とする研究グループは、2024年5月11日に日本の広範囲から市民によって撮影された179点のオーロラ写真を分析しました。その結果、兵庫県などの低緯度の地域でもオーロラが観測できたのは、高度1,000kmという通常よりも高い場所までオーロラが発光していたためであること、また、日本から見えたオーロラの色が低緯度オーロラでよく見られる赤色ではなくマゼンタ色をしていたのは、太陽光の青い散乱光が同時に見えていたためであることを明らかにしました。

オーロラ写真
図:aは青森から撮影されたオーロラ写真(KAGAYA氏撮影)。bは北海道、cは中部、dは東北から撮影された写真(市民提供)。

なお、本研究発表には、地球惑星科学専攻 関研究室の中村勇貴特任研究員が参加しています。


詳細については、以下をご参照ください。

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