宇宙核時計ルテシウム176の半減期問題を解決
―太陽系形成や惑星形成の年代計測に利用可能―

共同プレスリリース
飯塚 毅(地球惑星科学専攻 准教授

発表概要

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所の早川岳人上席研究員、静間俊行上席研究員、東京大学大学院理学系研究科の飯塚毅准教授の研究チームは、宇宙核時計の一つである長寿命の放射性同位体ルテシウム176(176Lu)の半減期の最も正確な値を新しい実験方法で計測し、過去に計測されていた半減期が矛盾していたという問題を解決しました。

隕石等の試料中のルテシウム176とハフニウム176の量を計測することで、隕石や隕石の起源となる小惑星が形成された年代を知ることができます(図)。

図:宇宙時計の概念図。親核と娘核の量の比から、親核が隕石等に閉じ込められてからの時間(隕石が形成されてからの時間)を計測します。

今後、本結果を用いて地球だけでなく太陽系内のさまざまな天体の形成年代や地殻の形成年代の研究が進むことが期待されます。また、太陽系形成に影響を与えた超新星爆発が発生した年代の計測も期待されます。

本研究成果は、11月3日のCommunications Physicsに掲載されました。


詳細については、以下をご参照ください。

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