脊椎動物の水から陸への進出にともなう肺の進化を世界で初めて解明

共同プレスリリース
平沢 達矢(地球惑星科学専攻 准教授)

概要

東京慈恵会医科大学 解剖学講座 辰巳徳史講師、岡部正隆教授、リオデジャネイロ州立大学 Zoologia-IBRAG講座Camila Cupello講師、Paulo M. Brito教授、東京大学大学院理学系研究科 平沢達矢准教授、北九州市立自然史・歴史博物館 籔本美孝名誉館員らのグループは、脊椎動物が水中から上陸に際して肺の形態を非対肺から対肺へと変化させていたことを世界で初めて明らかにしました。

本研究により、これまで化石記録などはわからなかった肺の進化の詳細について、現存生物を用いることにより肺の表面積の拡大、換気効率の向上、容積の拡大など陸上での呼吸がより効率的になったことが明らかとなりました。今後の水中から陸上へと続く脊椎動物の進化を紐解く研究につながることが期待されます。

脊椎動物の水から陸への進出にともなう肺の進化を世界で初めて解明
図:肺はもともと1つで、チョウザメなど多くの魚類では「うきぶくろ」にかわり、両生類になって初めて真の1対の肺(対肺)ができたことが分かりました。©北九州市立自然史・歴史博物館

詳細については、以下をご参照ください。

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