5つの研究グループ

地球惑星科学専攻では、5つの研究グループにわかれて研究・教育を行っています。
ここでは、それぞれのグループの研究分野について紹介します。

学生の声

院試から研究室決定まで
水谷 茜(地球惑星システム科学講座・修士1年)

 

はじめに

 これから2011年の夏の東京大学理学系大学院地球惑星科学専攻の院試から、秋に翌春所属する研究室を決定するまでの流れを説明しつつ自分の体験話をさせていただきます。今後本専攻の院への進学を考えている方の一助となればと思います。
 まず、最初に私は熱心な学生ではなかったことをお伝えしておきます。学部生のときは東京大学理学部地球惑星物理学科に所属していたのですが、残念ながらもてる時間のほとんどを所属していた部活に費やし、勉強机に向かうのは学期末、テストの前日の数時間という生活を続けていました。

小論文に苦戦

 勉強に励むことなく大学4年生の4月を迎えた私も、数か月後の院試から目を背け続けてはいられませんでした。
 院試にあたって最初の難関は小論文でした。本専攻の筆記試験は、英語、専門科目(物理、数学など)、小論文です。小論文では「大学院入学後に進みたい分野と行いたい研究内容ついて明確にかつ論理的に述べ」(専攻ホームページhttp://www.eps.s.u-tokyo.ac.jp/admission/master.htmlより引用)なければいけません。威張っていうことではないですが、その時点ではまったくそれらについて考えたことがありませんでした。
 7月ぐらいまでぼんやりと考えては頭の隅に追いやり、また考え、を繰り返した結果、大学3年の下半期に受けた顕微鏡実験がとても楽しかったことを思い出しました。また、その当時、つまり4年の上半期に受けていた地球生命進化学という授業が面白かったこともあり、「私の院生生活は『顕微鏡』と『生物の過去』で決まりだわ!」と思い込み、テーマの決定(というほどのことではないのですが)に喜び、院試当日を迎えました。
 試験においては、本専攻の5講座(口述試験のグループとほぼ同じ意味です)から筆記試験合格の後に面接を受けたい講座の希望を出し、面接は「自分の希望」+「小論文から先生方が関係あると思われた」講座のものをうけることになります。私は1講座だけの面接希望を出しました。しかし思いついてからその後二つのテーマについて深く考えることをせずに、その二つを希釈に希釈を繰り返して仕上げた800字の小論文は明確とは程遠いものでした。おそらく読まれた先生方も私と同様に私が何をやりたいのかよくわからなかったのでしょう。私はめでたく筆記試験に合格したものの、3つの講座の面接を受けることとなってしまいました。

面接に苦戦

 筆記試験合格、口述試験対象講座の発表から、口述試験までは長くはないですが一応時間があります。つまり小論文の時点ではぼんやりとした展望しかなくとも口述試験までに考えを深めることもできます。残念ながら私はできませんでした。下半期の部活が始まってしまったからです。
 面接では各講座ごとの教室に行き、その講座のたくさんの先生に囲まれて、最初に自分がどんなことをやりたいと思っているかを話し、その後先生から質問をされます。詳細は幸い覚えていないので書きませんが、丁寧に希釈をする時間があった小論文よりも、さらに方向性の見えない曖昧な説明や受け答えをしてしまったということだけお伝えしておきます。
 口述試験不合格も危惧していましたが、ありがたいことに3講座から合格をいただきました。

研究室めぐりに苦戦

 晴れて院試に合格したのちは、所属する研究室を決めなければなりません。どの講座にも研究室が数多くありますが、各講座の進路アドバイザーの先生が小論文、面接内容から判断して研究室を勧めてくださいます。私の場合、3講座合わせて15個の研究室を紹介していただきました。学科のどの友人の話を聞いても15個というのは格段に多かったです。研究室のお忙しい先生方とアポイントメントをとり、お話を伺い、自分がそこでなにをしていけるかを考え…を15回です!二か月ほど時間があるとはいえ、しつこいようですが私には部活がありましたので、当初は途方にくれました。
 しかし、実際には研究室のHPを見て通学の都合も考え、10人ほど(それでも十分多いほうですが)の先生とお会いし、さらに、そう深く考えることもなく、ある研究室の先生のお話に圧倒的に興味を魅かれて所属研究室を決めてしまったので、実際ここの段階では焦りはしたものの苦戦はあまりしませんでした。

番外 修士論文のテーマで苦戦

 現在苦戦中です。いつか笑って振り返れるようになればよいのですが。

終わりに

 筆記試験前に、口述試験前に、研究室めぐり前に、なんとなく専攻HPを開き、これを読まれたみなさんに今後のイメージが少しでもわけばと思って流れを延々と書きましたので、落ちや教訓は特にないのですが、それでは格好がつかないので一応。
 当専攻は研究対象が広く、手法も様々です。自分一人の力ですべてを把握し、自分にあっているものを見つけ出すのはなかなか難しい。上に書きましたように、研究室決定までは、各段階で先生方がお力を貸してくださいます。学部生時代を部活やバイトに費やした方も、恐るる事なかれ!地球って、宇宙って、という大まかな興味からスタートしても、自分の「これ!」を手助けを受けつつ決め、充実した研究生活をきっと送れます!