2013野外調査実習II報告

2013年 野外調査実習Ⅱ (荒川)

地球惑星環境学科3年 坂田龍玄

 

9/3~6の3泊4日で、野外実習として浅間・草津周辺を訪問しました。

6月の城ケ島巡検、7月の千葉県清澄巡検、8月のフィジー・ツバル巡検と少しずつ野外実習に慣れてきたころに行われた実習でした。

1日目

貸し切りバスでまずは荒川へ行きます。荒川沿いをしばらく散歩し、博物館が開館したら少し見学しました。深谷まで行き神社でお昼ご飯を食べながら礫の観察をします。さらにバスは富岡製糸所まで移動し、ここではガイド付きで製糸所を観光しました。最後に浅間山からの噴出物や断層を工事現場の露頭で観察しました。引率の須貝先生がバスガイドのように地層の案内をして下さったので、長い移動時間も退屈しません。夜はバイキング付の快適なホテルに宿泊します。夜のミーティングでは、事前に全員がまとめてきた論文発表をしました。

 

2日目

朝一番で向かったのは、浅間周辺で有名な観光名所、白糸の滝。ここでは水通しの悪い地層の上から滝となって水が湧いているのがよく分かります。水質調査のためにサンプルとして少し水を採取しました。次に行ったのは浅間の溶岩流が冷え固まった鬼押し出しです。しかし生憎の雨のため、入場はしないことになりました。外からでも溶岩観察はできるのです。夕方、草津の町に到着しました。ここは言わずと知れた温泉地、希望者は宿から外出して温泉を楽しんできました。宿は町から少し離れた所に位置するため、夜は星空が大変きれいに見えました。

 

 

3日目

まずは吾妻川の品木ダムを訪問しました。ここは強酸性の河川水が原因で起きた生活被害をなくすために河川の酸性水中和を行っているのです。中和工場の様子や、実際に河川にアルカリ性の石灰水を流して中和させている様子を見学しました。次にバスで上流に移動し、草津白根山の湯釜を見学しました。火山ガスのたまりやすい殺生河原や、国道で最も標高の高い地点をバスから確認しました。最後に宿の近くの温泉水が流れる地点で水質調査のためにサンプルを採取しました。

 

4日目

浅間山の火山噴火の際に山体崩壊したものが残った“流れ山”を確認しました。次に現在発掘中の古墳を見学させて頂きました。実際に土器や墓が出土している様子を見ることができました。最後に、前橋の県庁の展望台から関東平野を眺めました。これで4日間の実習は終了。

 

 

今回の実習は他の野外調査とは違い、多くの場所を駆け回る方式となりました。今までは普通の観光地としてみてきた場所も、別の視点から見ることができて新鮮でした。現地で採取した火山灰サンプルなどをもとに冬学期の実習が行われます。

 

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